というわけで、改めましてオリエント急行殺人事件です。
原作は言わずと知れたアガサクリスティ原作のミステリー小説ですが、
当然、活字恐怖症の私は読んだことはありません。（ｗ
なので、このドラマがどれだけ原作に準拠しているのかはわかりませんが、
結論から言うと、非常に面白かったです。
豪華キャストはさることながら、違和感なく日本風にアレンジされてたし、
ストーリーも知らなかったので、最後までワクワクしながら見れました。
まぁ正直、例えば、何で焼いた脅迫状の燃えカスを回収しなかったのか？とか、
いくら睡眠薬飲んでても、あんなに大騒ぎしたら起きるんじゃね？とか、
剛力家との繋がりを隠しても、その後の警察の調べですぐバレんじゃね？とか、
刺殺なら返り血は浴びるだろうけど、返り血浴びた服とかどうしたの？とか、
ちょっとツッコみたくなる部分もあったけど、全体的には良く出来てたなーと。
今後も、こういう有名なミステリー小説を題材にしたドラマ化には期待デス。
…とまぁ、面白かったんだけども、1つ腑に落ちないことが。
ただ、コレはかなりネタバレを含んでしまうので、
ネタバレが構わないという方だけ、続きをお読みください。
正直、最後の最後、犯人を不問にするところは、納得できませんでした。
確かに、被害者は極悪非道、殺されて当然の男です。
しかし、殺人という形で復讐したことを認めてしまっては、
殺人という行為を正当化してしまうことになります。
この展開を、金田一好き、そしてひぐらし好きとしては、
決して認めることはできないのです。
殺人事件においては、ハッピーエンドはありえないはずなのに、
この作品ではハッピーエンドとなっています。
その終わり方が、何とも違和感があって、後味が悪かったです。
最後のこの部分までは、ホントに面白かっただけに、非常に残念。
